温度エレメント

温度エレメント

本日は「温度エレメント」のお話です。

GDP世界一の大国からやってきた、かなり大味?な造りの温度エレメント、”JAPAN QUALITY”とはかけ離れております...

温度信号を電気信号として扱いたい場合は、大別して2種類の方法があります。

①測温抵抗体式(RTD):温度変化による抵抗値変化を利用

②熱電対式(TC) :2つの異なる金属をつなげて温度変化を与えることで起こる、金属間の電圧変化を利用

今回のお写真は、「熱電対式(TC)」となります。

熱電対には金属の組み合わせにより、アルファベット識別で数種類(測定範囲の違い)が用意されています。

今回の熱電対は「type K」で、熱電対式温度エレメントを遠方に引き込む際のケーブルも「補償導線」という特殊なケーブルを使用します。補償導線にも「type K」を選定するのですが、JIS(日本)規格と旧JIS(日本)規格とANSI(米国)規格があってケーブルの色が異なります。

①JIS(日本) :外装被覆(緑)・(+)ワイヤ(緑)・(-)ワイヤ(白)

②旧JIS(日本):外装被覆(青)・(+)ワイヤ(赤)・(-)ワイヤ(白)

③ANSI(米国):外装被覆(黄)・(+)ワイヤ(黄)・(-)ワイヤ(赤)

と、沢山の規格があって②と③が混在する場所では間違えてないか、神経を使います。

中途半端な紹介になりましたが、長くなってきたのでここまで。<m(__)m>

興味のある方は↓とても詳しく説明してあります。

【測温抵抗体式】

【熱電対式】

2022.11.11